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開発の民主化...民主化?

こんにちは。静カニです。適当にニュースサイトを覗いていたところ、 「Geminiが簡単にアプリを作れる機能をリリースした」のような記事がありました。 これ自体は別に疑問を感じませんし、いいと思います。

さて、疑問を覚えたのは記事の中身です。「これにより、開発の民主化が進む」というような文面がありました。 この開発の民主化というのは、専門企業でなくても開発ができるようになる、というのを指していると思います。 これは本当に民主化なんでしょうか?

どこに疑問を覚えたか

前置きで、「民主化=専門企業でなくても開発ができるようになる」ということだろうと推測をしました。

確かに、これを利用すれば町工場が業務管理アプリを作れるでしょう。ただ、この時、実際に作っているのはLLMということになります。 つまり、この町工場は業務管理アプリを作るとき、LLMの使用に依存します。

ここで、専門企業を出してみましょう。 この時、実際に作っているのは専門企業ですから、専門企業の使用(専門企業が作ってくれること)に依存します。

このとき、何の質に依存しているかが違うだけで、この二つのパターンは本質的には同じではないでしょうか。

多分専門企業に頼んだらお金がかかるし、LLMの方ならタダでもできるだろう、という意見もあるかもしれませんが、 業務管理アプリの維持やアップデートがLLMで永遠にできる保証があるでしょうか、 保証はないはずです。お金を払えば保証できるかもしれませんが、そのお金はLLMを作っている企業に行くと思います。 結局お金がかかるという点では同じです。

何をもって疑問を持たない「民主化」か

ここまで読んでいて、思ったでしょう。何をもって疑問を持たない「民主化」か、と。

私は、「非専門企業が他者に一切依存せず、システムの導入をゼロから(LLMに行わせる場合も含めて)行えること」になるのではないでしょうか。

もっと具体的に言おうとすると、町工場がその辺にあるPCでローカルLLMを動かして業務管理アプリをゼロから作れる、 というのが私なりの「民主化」の定義になります。

結局なんなんだ

他者のクラウドで動かしている限り、民主化ではない。それに尽きます。