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中立って難しいなあ(読書感想文「朝日新聞血風録」)

この間、友達の学校の文化祭で本バザーのようなものがあって、その中で気になって手に入れたのがこの本です。 手に取った瞬間は特段何か分かりませんでしたが、前書きを見たところ、朝日新聞の偏向報道の告発みたいな本っぽいです。 ちなみに2日連続で読書感想文を書いていますが、昨日の記事の本の感想文を書き終えた当日に次の本を読み終えてしまっただけです。 ※この記事は、あくまで私が思ったことを書き散らしただけなので、著者等の見解とは一切関係ありません

タイトルの意味

正直、中がどんな本なのかはなんとなく分かるのですが、タイトルの「血風録」という単語がよくわかりません。 というわけでChatGPTに聞いてみました。※関西弁になってるのは私の好みです 「流血と激動に彩られた時代や事件を記録したもの/物語」らしいです。

ネタバレにも繋がっていきますが、筆者は左遷先の部署で偏向報道批判論文のようなものを書き、 それを室報に掲載しようとしたところ重要なところをごっそり削られたという話があるので、そのことだと思います。

ネタバレ

ネタバレしてるので本を読んでから読みたい人はそうしてください

筆者は朝日新聞に(多分)新卒で入社し、定年5年前で退職しました。5年を残して退職したのは、偏向報道にうんざりしたからのようです。 というわけで、この本の本編は、ほとんどが朝日新聞の東側(中ソ朝)に対する迎合報道への指摘になっています。 あとがきの中で改善への期待も見せていますが、その後の文庫版のあとがきでは、社会党への迎合報道などのことが指摘されています。

今回は内容よりも感想がメインなのでこれぐらいで行きます。

感想

この本は朝日新聞への批判の本です。つまり、誤解を恐れずに言えば反朝日ということだと思います(筆者の意図とは全く違うかもしれません)。 それで何が言いたいのかというと、反朝日だけじゃなくて他の反○○も必要じゃないか、ということです。 もちろん、朝日新聞が偏向報道をしていた、というのはそうかもしれませんが、他の新聞もある意味偏向報道をしてしまっているのではないかと思います。 そのため、他の新聞の良からぬところを指摘した本もあるのではないか、という疑念を感じました。 という訳で調べてみました。...なんだか、朝日とNHKの批判が多くなっているようです。その他の新聞の目立ったものは見当たりませんでした。 もし見付けられたら読んで読書感想文をまた書こうと思います。

また、この本を読んでいて、両方の見方をまとめたサイトがあるといいのかなぁ~と思いました。 ちょっと話の軸がずれていますが、思いついたものは、 たとえば選挙に関する話題のページで、片方に保守派の記事、もう片方に革新派の記事のリンクをひたすら置いていって、 利用者はそれぞれの記事を読んでいって中立的な判断ができる、みたいな感じです。 誰か実装よろしく。