昭和の新宿(読書感想文「新宿スペースインベーダー」
こんにちは。新宿って、昭和の新宿と今の新宿だとだいぶ違うんですね。 という訳で、昭和の新宿の小学生、みたいな感じの小説、「新宿スペースインベーダー」の読書感想文です。 ※この記事は、あくまで私が思ったことを書き散らしただけなので、著者等の見解とは一切関係ありません
タイトルの意味
まずは、タイトルの意味です。 これは、作中に直接出てきてはいない(出てくるわけがない)ので私の解釈ですが、作中の小学生が新宿のゲームセンターで、 スペースインベーダーをプレイしているので、それにひっかけているのだと思います。ネタバレ
タイトルの意味でだいたいあらすじになっていることに気付いたので、早速ネタバレをしていきます。まずは、いつもの感じです。ゲーセンに行って、スペースインベーダーをやったり、1つ上の上級生に殴られたりしています。 そんな中、いつものみんなで神宮球場に行きます。 試合が終わったあと、グラウンドで勝手に走っていたら追いだされ、外には野球選手や酔っ払ったおじさんがいます。 野球選手の2人が近くの駅まで歩き出したので、ついて行きました。で、その日はそこで別れて、自転車で帰りました。 ちなみに野球選手の片方はおじさんに「カベ」と呼ばれていました。 それで、いつものみんなで、野球選手の人たちの寮を特定しようということになり、次の日は電車で移動することになり、 終わったら一緒に歩いて電車も乗ったようです。そして、みんなの家は新宿なので、降りたふりをします。ただ、降りません。 となりの号車に乗って、尾行を続けます。 結局、中野駅で降りたあたりで気付かれてしまうのですが、一緒にラーメンを食べたあとは帰されたようです。 別のときには、人目の付かない空き地で学校のかなりの人数の観客を出したりしてボクシング大会をして儲かっています。すごいね。 さらにそこからサラ金を始めて事がバレて親と校長にこってり絞られてます。そんな感じです。
感想
まず、新宿に人住んでんだ...ということを思いました。作中の野球選手も思っていたようなので、今も同じ...かと思いましたが、 全部最初に40代になった主人公が、取り壊される小学校を見た回想、という構図なので、今はそうでもないのかもしれませんね。いずれにせよ、昔の雰囲気みたいなのがかなり出てて面白かったですね。なんか、これが昭和か、みたいな感じがする。 空き地でボクシング大会を、大人に言わず、というのは、昭和でもないと条件が揃えられない気がするので、やっぱり昭和も令和もいいねぇ...と思いました。 みんな違って、みんないい。そういえば金子みすゞっていつなんでしょうか。 一応昭和まで生きてますけど、これ多分60年代とかそのぐらいの話な気がするので、微妙でしたね。
