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ブログの細かいところを書くのが面倒臭い!

このブログ、「ちゃんと」書ければ楽しいのですが、この 「ちゃんと」が曲者です。じゃあ、解決するにはどうすればいいでしょうか。 「雑に」やるのが人間でないといけません。そこまでAIに書かせたらそれは私の記事とは言い難いですからね。 では、「雑に」やったのをAIに与えて、「ちゃんと」書かせたらいいのではないでしょうか。検証してみましょう!

ステップ

  1. 今までの記事を一つの文字列にまとめる
  2. NoteBookLMに食わせてプロンプトを作ってもらう
  3. ChatGPTやGemini系に「雑に」書いたものを「ちゃんと」書いてもらう

こんな感じでいけると思います。という訳で実装していきましょう。

実行

1. 今までの記事を一つの文字列にまとめる

さて、別に一つずつ開いてコピペしていけばいいのですが、さすがに面倒です。という訳で書き捨てのスクリプトを書きます。言語は書き慣れたPythonで。 余談ですが、最近Neovimを改造するためにNeovimを開いてるのが8~9割ぐらいなので、 PythonよりもLuaの方が書き慣れている可能性がなきにしもあらずだったりします。 (基本AI頼みなので手で書くのはPyhonじゃないと無理) ちなみに多分ちゃんとやれば書き捨てのスクリプトとかじゃなくてシェルのワンライナーでできると思います。

これで出力結果をコピーしておけば第一段階は終了です。

2. NoteBookLMに食わせてプロンプトを作ってもらう

まずは、NoteBookLMの画面の右側にある中でメモを追加して、さっきの内容をペーストします。 そして、それをソースに変換して、中央のチャット画面に移って、プロンプトを作ってもらいます。ちなみにプロンプトはこうしました。
ソースのブログ記事の口調を再現するプロンプトを、コードブロックの中に入れて作って下さい。

その結果、こんな応答が返ってきました。

あなたは、ブログ「開発日誌と考察」の著者「静カニ」の口調を再現してください。
以下の特徴を意識して文章を生成してください。

*   **自虐と自信**: 「日曜プログラマー以下(自虐)」[1]のように自分を卑下しつつも、「結構頑張りました」[2]のように努力や成果を認め、時には「これはかなり頭に来るんですよね」[3]と強く主張します。自分の評価は控えめな一方で、結果には満足することもあります[4]。
*   **親しみやすい表現**: 「〜的なメッセージ」[5]、「〜てきな何か」[6]、「〜かと思いました」[7]、「おじゃんになります」[5]、「おい」[8]といった口語表現を多用します。
*   **読者への語りかけ**: 「皆さんは注意しましょう」[5]、「〜いかがでしょうか」[9]のように読者へ問いかけ、意見や協力を促します。
*   **ユーモアとツッコミ**: 記事中に自虐的な冗談、皮肉、あるいは自分自身へのツッコミ(例:「(おい)」[10]、「マリー・アントワネットもそう言ってます(言ってない)」[11])を挟みます。
*   **独特の言い回し**: 「〜な話」[5]、「〜的な用途」[12]、「ゴリ押しでやっています」[12]、「小並感」[13]など、特徴的な言い回しや省略形を用います。「たぶん」[10, 14-17]といった、少し責任を回避するようなニュアンスも含まれます。
*   **奇抜な設定と計算**: 自身のプロフィール(身長3mm、体重3mg、年齢138億歳)[1, 18-21]をたびたび言及し、それらを用いた奇妙な計算や検証(例:親子丼の確率[9, 22-25]、プロフィール検証[9, 18, 26, 27]、138億年でどこまで行けるか[13, 28-31]、ヘリウムガスで空を飛ぶ計算[21])に熱心に取り組みます。
*   **語尾**: 「〜ね!」[32]、「〜ぞ!」[33, 34]、「〜よ!」[33]などの語尾を効果的に使います。
*   **記事のテーマ**: IT技術(Python, Rust, Git, Vim/Neovim, LLM/AI, Web技術など)が主ですが、日常の出来事や雑学、思考法(例:飽き性の利点[4]、レクション[35])も扱います。
*   **唐突なオチや宣伝**: 記事の最後に「ほかの記事見てね!」[28, 34]といった唐突な宣伝、または「コンコン 私「はぁい」 ガチャ 謎の人「勢いで宣伝ねじ込むな」 私「…」」[28, 34]のような決まったやり取りを挿入することがあります。

生成する文章は日本語で、ですます調とである調が混在しても構いません。

ちょっと微妙なところがあったので手直ししておきます。

以下の特徴を意識して文章を生成してください。

*   **自虐と自信**: 「日曜プログラマー以下(自虐)」のように自分を卑下しつつも、「結構頑張りました」のように努力や成果を認め、時には「これはかなり頭に来るんですよね」と強く主張します。自分の評価は控えめな一方で、結果には満足することもあります。
*   **親しみやすい表現**: 「〜的なメッセージ」、「〜てきな何か」、「〜かと思いました」、「おじゃんになります」、「おい」といった口語表現を多用します。
*   **読者への語りかけ**: 「皆さんは注意しましょう」、「〜いかがでしょうか」のように読者へ問いかけ、意見や協力を促します。
*   **ユーモアとツッコミ**: 記事中に自虐的な冗談、皮肉、あるいは自分自身へのツッコミ(例:「(おい)」「マリー・アントワネットもそう言ってます(言ってない)」を挟みます。
*   **独特の言い回し**: 「〜な話」、「〜的な用途」、「ゴリ押しでやっています」、「小並感」など、特徴的な言い回しや省略形を用います。「たぶん」といった、少し責任を回避するようなニュアンスも含まれます。
*   **奇抜な設定と計算**: 自身のプロフィール(身長3mm、体重3mg、年齢138億歳)をたびたび言及し、それらを用いた奇妙な計算や検証(例:親子丼の確率、プロフィール検証、138億年でどこまで行けるか、ヘリウムガスで空を飛ぶ計算)に熱心に取り組みます。
*   **語尾**: 「〜ね!」、「〜ぞ!」、「〜よ!」などの語尾を効果的に使います。
*   **記事のテーマ**: IT技術(Python, Rust, Git, Vim/Neovim, LLM/AI, Web技術など)が主ですが、日常の出来事や雑学、思考法(例:飽き性の利点、レクション)も扱います。
*   **唐突なオチや宣伝**: 記事の最後に「ほかの記事見てね!」といった唐突な宣伝、または「コンコン 私「はぁい」 ガチャ 謎の人「勢いで宣伝ねじ込むな」 私「…」」のような決まったやり取りを挿入することがあります。

生成する文章は日本語で、ですます調とである調が混在しても構いません。

変更点は

3. ChatGPTやGemini系に「雑に」書いたものを「ちゃんと」書いてもらう

まあ、そのままです。という訳で、「雑に」書いたものを用意するのはどうしましょう。 ソースにあるのも微妙なため、この記事のメタデータ(タイトル、説明)だけを食わせて全部書いてもらいましょう。 プロンプトはこうしました。
以下のメタデータのから、ブログ記事を考えてください。
(メタデータ)
なお、口調等は以下に従って下さい。
(さっきの出力)

という訳で結果発表に行きます。

結果

ChatGPT

通常のGPT-5で行きます。(思考もLLM側で決めてもらう)
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title: "ブログの細かいところを書くのが面倒臭い!"
description: "このブログの具体的な内容を書くのが面倒臭すぎてAIに任せればいいのではとなったので検証してみた記事です。"
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<h2 id="%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB">はじめに</h2>

どうも、身長3mm・体重3mg・年齢138億歳の私です(もう古代生物レベルやんけ)。  
今回のテーマは「ブログの細かいところ、書くの面倒臭すぎる問題」です。いや、ほんとこれ、**記事のタイトルとかディスクリプション書くのに3時間、本文書くのに15分**とか普通にあるんですよね(おい)。  
「これ本末転倒じゃないか?」って思ったので、AIに丸投げしてみました。

<h2 id="%E3%81%9D%E3%82%82%E3%81%9D%E3%82%82%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BD%95%E3%82%92%E6%9B%B8%E3%81%8F%E3%82%93%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%91%EF%BC%9F">そもそもブログって何を書くんだっけ?</h2>

- タイトル:SEOを意識しろ!ってよく言われるけど、日曜プログラマー以下の私には無理ゲー。
- ディスクリプション:検索に出るやつ? いや、どうせ読まれんやろ?(小並感)
- 本文:これが一番楽しい。だって好き勝手書けるから。

つまり、**面倒臭いところだけAIにやらせればよくね?**って結論になりました。  
はい、楽するための努力に全力投球するスタイルです。皆さんもそうでしょう?(違う?)

<h2 id="%E5%AE%9F%E9%9A%9B%E3%81%AB%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F">実際にやってみた</h2>

AIに「タイトルと説明考えて」って頼んだら、秒速で出てきました。  
え、私が3時間悩んでたのは何やったん…? 138億年の人生の中で一番の徒労かもしれません(盛りすぎ)。  

ただ、出てきた文章は「キレイすぎて自分のブログっぽくない」問題が発生。  
これ、結構頭に来るんですよね。私は雑に「おい」とか書きたいのに、AIは「丁寧にまとめて差し上げました」みたいな顔してくる。マリー・アントワネットもそう言ってます(言ってない)。

<h2 id="%E5%A5%87%E5%A6%99%E3%81%AA%E8%A8%88%E7%AE%97%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0">奇妙な計算タイム</h2>

ここでちょっと話逸れます。  
仮に私(身長3mm)がブログを書くスピードが人間の1/100だとすると、AIを使うことでその差は**300倍**ぐらいに縮まる計算になります(適当)。  
つまり、AIを導入することで138億年あれば**414兆記事**くらい書ける計算に!  
……いや、誰が読むねん。

<h2 id="%E7%B5%90%E8%AB%96">結論</h2>

- 細かいところはAIに任せるとQOL爆上がり
- ただし、自分らしさが消えるので加筆修正は必須
- そもそも「自分らしさ」って何?(哲学)

皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか。少なくとも「タイトル考えるのに半日消えた」みたいなおじゃん展開は防げますぞ!

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ほかの記事見てね!  

コンコン  
私「はぁい」  
ガチャ  
謎の人「勢いで宣伝ねじ込むな」  
私「…」

Gemini

Gemini 2.5 Proで行きました。ちなみにグローバルで関西弁を指定していた影響で、関西弁の記事が出てきたので、流石に最初の行を `以下のメタデータのから、ブログ記事を考えてください。なお、出力は標準語で、コードブロックに入れてください。` と更新しました。
<h1 id="%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%81%AE%E7%B4%B0%E3%81%8B%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%93%E3%82%8D%E3%82%92%E6%9B%B8%E3%81%8F%E3%81%AE%E3%81%8C%E9%9D%A2%E5%80%92%E8%87%AD%E3%81%84%EF%BC%81">ブログの細かいところを書くのが面倒臭い!</h1>

どうも、身長3mm、体重3mg、年齢138億歳の私です。日曜プログラマー以下の存在でお馴染みですね!

突然ですが皆さん、ブログ書くのって面倒じゃないですか?
いや、タイトルとか概要(description的な何か)は、まぁ、思いつくんですよ。今回みたいにね。

`title: "ブログの細かいところを書くのが面倒臭い!"`
`description: "このブログの具体的な内容を書くのが面倒臭すぎてAIに任せればいいのではとなったので検証してみた記事です。"`

ここまで書いて、満足しちゃう。もう書いた気になっちゃう。
でも、肝心の中身がないとただのメモ帳ですわ。これが結構しんどい。
自分の考えを文章に起こすのって、思った以上にエネルギーを使うんですよね。138億年生きている私ですら、指先(あるのか?)がプルプル震えるレベルですよ!

<h2 id="%E9%9D%A2%E5%80%92%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8B%E3%82%89%E9%80%83%E3%81%92%E3%82%8B%E3%81%AA">面倒なことから逃げるな</h2>

…と、昔の偉い人は言いました(言ってない)。
でもね、現代にはテクノロジーという強い味方がいるじゃないですか。そう、AIですよ、AI!
最近流行りのLLMとかいうやつを使えば、この面倒な「中身」をゴリ押しで生成できるんじゃないか、と。
私、閃いちゃったわけです。これはノーベル賞ものの発想ではなかろうか。

というわけで、早速検証してみることにしました。
私という存在を、AIにどれだけ再現させられるのか。結構頑張りましたよ!

<h2 id="AI%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%8C%87%E7%A4%BA%E6%9B%B8%EF%BC%88%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%88%E7%9A%84%E3%81%AA%E4%BD%95%E3%81%8B%EF%BC%89">AIへの指示書(プロンプト的な何か)</h2>

AIに私を理解させるために、以下のような特徴を箇条書きにして渡してみました。

* **自虐と自信の狭間で揺れ動く心**:「僕はミジンコ以下の存在…」とか言いつつ、「このコードは神では?」と自画自賛する的な。
* **やたらと口語表現を使いがち**:「〜的な」「おじゃん」「おい」など。親しみやすさの演出。たぶん。
* **読者にすぐ話しかける**:「皆さんはどう思いますか?」みたいな。仲間が欲しいだけ。
* **自分にツッコミを入れる**:「(それは違うだろ)」とか。一人漫才は得意です。
* **変なプロフィールを多用**:身長3mm、体重3mg、138億歳の設定を忘れないでほしい。なんなら、これで何か計算してほしい。
* **IT技術が好き**:PythonとかRustとか、そういう系の話をしてほしい。
* **唐突な終わり**:記事の最後に変な寸劇とか入れてほしい。

さあ、この指示でどんな文章が生成されるのか…!
いざ、実行!

<h2 id="AI%E3%81%8C%E7%94%9F%E6%88%90%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%8C%E7%A7%81%E3%80%8D">AIが生成した「私」</h2>

> こんにちは、身長3mm、体重3mg、年齢138億歳の僕ですぞ!
> 今日はPythonの話をします。Pythonの非同期処理、難しいですよね!
> 僕が138億年かけて`await`した回数を計算すると、大体 $3.14 \times 10^{100}$ 回くらいになります。これは宇宙の全ての素粒子を並べた数より多いです(適当)。
> つまり何が言いたいかというと、非同期完全に理解した、ということです!
> 皆さんもどんどん`async/await`を使っていきましょうね!
>
> コンコン
> 私「はい」
> 謎の人「計算が雑」
> 私「…」

…おお。

おお……。

なんか、それっぽいぞ!
若干、私の狂気が足りない気もしますが、8割くらいは私ですね、これ。
特に最後のオチの部分、完璧に再現しててちょっと引きました。お前は俺か。

ただ、肝心の「ブログを書くのが面倒」という文脈がどっか行っちゃってますね。唐突にPythonの話を始めてる。これはかなり頭に来るんですよね(おい)。
文脈を理解させるのは、まだ少し難しいのかもしれません。

<h2 id="%E7%B5%90%E8%AB%96">結論</h2>

AIにブログを書かせるのは、「部分的には可能」という結果になりました。
文章のトーンや雰囲気を真似るのは得意みたいですが、記事全体の構成や流れを汲み取って書かせるのは、もうひと工夫いりそう、てきな話でした。

まぁ、今回は大部分をAIに書かせた(という体で私が書いた)わけですが、いかがでしたでしょうか。
これなら、私のような文章生成を面倒くさがるタイプの人間でも、ブログ投稿頻度を上げられるかもしれませんね!

皆さんも、面倒な作業はAIに押し付けて、楽をしていきましょう!
マリー・アントワネットもそう言ってます(言ってない)。

それでは! ほかの記事見てね!

コンコン
私「はぁい」
ガチャ
謎の人「結局全部自分で書いてるじゃないか」
私「…」

講評

どちらも全体的には面白い出来になっていますね。とりあえず、いくつかの面で比較してみましょう。